本番直前は計算問題(記述式)対策がおすすめ
本番直前に記述式計算対策をお勧めする理由(全般)
記述式の計算問題は型が決まっていてしっかりと解き方を覚えておけば確実に得点できます。また、部分点ももらえますのでマスターしておく価値が高いと言えます。
計算問題の扱われ方は1級と2・3級で違いますがどちらの場合も計算問題対策を強化しておくことの明確なメリットがあります。
本番直前に記述式計算対策をお勧めする理由(2級&3級)
まずは2級と3級についてお話ししましょう。2級3級は同じ日に学科試験と実技試験が実施されますので両方いっぺんに受けることができます。両方とも60%で合格ですし、片方だけ60%でも「一部合格」として扱ってもらえます。そして次回に不合格だったもう片方を受け60%とればその時点で合格になります。
「実技試験」のメインが記述式の計算問題です。ですからここで確実に得点できなければ学科試験でいくら高得点をマークできても合格には至りません。逆に学科で思うようにできなくても計算問題を確実にマスターしておけば「一部合格」を勝ち取ることができ、次回は学科だけで完全合格となります。
本番直前に記述式計算対策をお勧めする理由(1級)
次に1級ですが、1級にも学科試験と実技試験がありますが、2級や3級と違い、学科に合格した後、日を改めて実技試験を受ける仕組みになっています。
1級の学科試験は「基礎編」と「応用編」という、2つの試験が昼休みを挟んで行われます。時間はともに150分(2時間半)ですから、学科だけで実に合計「5時間」もあるのです。
この二つ(基礎編と応用編)の関係は、2級・3級の「学科」と「実技」の関係に大変よく似ています。「基礎編」は4択のマークシート。「応用編」は計算問題を含む記述式となっています。
1級学科も合否ラインは60%です
注意が必要なのはここからですが、「基礎編」「応用編」合わせて60%でよく、2級3級の「学科」&「実技」のように、それぞれ両方60%である必要はありません。
つまり、どちらか一方が60%を割っていても、もう片方でその分をカバーすれば合格できるのです。
私の場合、「基礎編」は得意分野はともかく、不得意分野では歯が立たず、いくらやってもどうにもならない感触を持っていました。1級の学科の基礎編はマークシートとはいえ難問が多く簡単に得点させてくれません。
そこで、
「基礎編」=50%
「応用編」=70%+αで打開を図り成功しました。
「応用編」の計算問題はある程度出題パターンが決まってますので、徹底的に繰り返せば手が覚えます。端数の処理の方法が決められているので、これも繰り返し練習で覚えます。
もし、計算間違いがあっても計算過程で部分点がもらえる(という噂)とのことです。問題ごとの配点は非公開ですのでここから先は何ともいえませんが。
火事場のばか力
通勤電車などの細切れ時間での勉強が難しいのが計算問題です。ある程度まとまった時間がほしいところですが、「直前」という状況は集中力を高めてくれます。凝縮した勉強で乗り切って欲しいと思います。
みなさま個々に得意不得意がありますから、この方法が絶対とは言いませんが、一つの成功例として参考にしてください。